2022年の大晦日に開幕し、元日に競技が開始されたW2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『第45回ダカールラリー2023』(Dakar Rally 2023)の第9ステージが1月10日に行われ、選手の車両と衝突したとみられる、イタリア人観光客が死亡するという事故が起こったと、主催者のアモリ・スポール・オルガニザシヨン(ASO)が公表されました。
今回は、ダカールラリーについての詳しい内容や、事故の原因を調査し、まとめてみたいと思います。
ダカールラリーで観客が死亡事故

ダカールラリーは、砂漠から泥濘地、山岳地帯まであらゆる路面を走破して競い合う「クロスカントリーラリー」「ラリーレイド」と呼ばれる競技の中でも、世界一過酷なイベントとして知られています。
ダカールラリー主催者アモリ・スポール・オルガニザシヨン(ASO)


ラリートラックの事故が起こった際、観客はコース上の「砂丘の裏」に立っており、ヘリコプターで病院へ搬送されている最中に死亡した
ダカールラリーの事故に遭ったのはイタリア人観光客
ダカールラリー2023がスタート
1月1日(日)、ダカールラリー2023のスタートが切られました。昨年、ダカールラリー2022を制したTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は連覇を目指し、今大会に改良されたGRダカールハイラックスT1+の3台体制で参戦。サウジアラビアを舞台に行われる「世界一過酷なラリー」に挑んでいます。
ディフェンディングチャンピオンのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組200号車が、ステージ3を終えた時点で総合首位に浮上。序盤のステージ4を終えた時点で、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組217号車が5位、ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組205号車が僅差の7位で続き、TGRのGRダカールハイラックスT1+は、3台揃って着実な走りで上位争いを繰り広げています。
ダカールラリーとは


ダカールラリーは、1978年12⽉、フランスの⻘年でオートバイレーサーのティエリー・サビーヌの発案により冒険の扉が開かれました。パリをスタートし、サハラ砂漠を超えて、アフリカ⼤陸のセネガルの⾸都ダカールをゴールするルートであったため、パリ・ダカールラリー(通称『パリ・ダカ』)と呼ばれ広く親しまれました。 その後、開催地域の政情不安により、2009年から2019年は南⽶開催に。そして、2020年には新たな冒険の地を求めて、中東・サウジアラビアでの開催に舞台を移しています。 始まりの場所『パリ・ダカール』から離れた今も、⼤会名には『ダカール』の名が引き継がれました。
ダカールラリーは、砂漠から泥濘地、山岳地帯まであらゆる路面を走破して競い合う「クロスカントリーラリー」「ラリーレイド」と呼ばれる競技の中でも、世界一過酷なイベントとして知られています。一日の走行距離は厳しい暑さの中で800kmを越えることもあり、ドライバー・車両ともこのような過酷な状況に立ち向かわなくてはなりません。約2週間にわたるラリー中、ドライバー達はその運転テクニックだけでなく、精神的かつ肉体的な強靱さ、競技中のトラブルに対処するためのメカニックとしての知識、そしてコースナビゲーションの知識や経験までもが限界まで試されます。
ダカールラリーとは? | 2023 | ダカールラリー | TOYOTA GAZOO Racingより出典
ダカールラリーでは、「ラリーを完走した全ての者が勝者である」とまで言われており、完走率が50%ほどというこれまでの結果がその厳しさを物語っています。その名に「“世界⼀過酷なラリー”の⾃負」と「絶え間ない冒険精神」を宿し、尚多くの⼈々を魅了し続けています。
まとめ
今回は、2022年の大晦日に開幕し、元日に競技が開始されたW2RC世界ラリーレイド選手権第1戦『第45回ダカールラリー2023』(Dakar Rally 2023)の第9ステージが1月10日に行われ、選手の車両と衝突したとみられ問題となっていましたので、調査し、まとめてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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